M字の生え際が目立つ…発毛促進剤&育毛剤で治すことはできる?
公開日: 2019年3月6日更新日: 2019年3月6日
生え際のM字は、薄毛の典型的な症状です。
今まで気にならなかった人も、ふと鏡を見た瞬間にM字に気付くケースもあります。
薄毛による生え際のM字は、時間の経過とともに進行しやすいものです。
なんとか食い止めたいところですが、育毛剤や発毛促進剤にはM字を食い止める効果があるのでしょうか。
生え際のM字が気になる人を対象に、育毛剤と発毛促進剤の違い、それぞれの有効成分、使用する際の注意点などを説明していきます。
目次
発毛促進剤&育毛剤を使用した経験がある人はどれくらい?
実際に、発毛促進剤や育毛剤の使用経験者はどのくらいいるのでしょうか。
薄毛に悩む人たちを対象に、アンケートを取りました。
【質問】
発毛促進剤or育毛剤を使用した経験がありますか?
【回答結果】
はい:103
いいえ:60
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年12月12日~2018年12月19日
有効回答数:163サンプル
発毛促進剤と育毛剤の使用率は結構高い!
薄毛が気になる人のうち、65%の人は発毛促進剤や育毛剤の使用経験があるとのことでした。
・生え際の薄毛が気になり始めたため、ドラッグストアに売られている薬用の育毛スプレーを使用しました。(30代/男性/正社員)
・ずっと育毛剤を使用していましたが、最近は発毛促進剤が出てきたので、そちらに切り替えて使用しています。(50代/男性/個人事業主・フリーランス)
試供品や一度きりの使用で終わっている人のほか、継続的に使っている人も一定数いるようです。
・継続的に使用しないと効果が表れないと思うので、経済的に費用が続かないと思った。また、効果が表れたとしても途中で止めてしまえば効果もなくなると思うから使用しない。(40代/男性/正社員)
使用経験がない人の多くは、継続的に使用しなければならない手間とお金を気にしているようでした。
使用経験者の話を聞くと、なかなか効果が出ない、髪の毛が生えてきたように感じるには時間がかかるという意見が多く見られました。
やはり、発毛促進剤や育毛剤の使用は根気が必要だと言えそうです。
それでは、薄毛の人が悩みがちなM字の生え際に、発毛促進剤や育毛剤は効果的なのかを見ていきましょう。
M字薄毛は発毛促進剤&育毛剤で治せる?
育毛剤と発毛促進剤には、明確な違いがあります。
育毛剤は、頭皮環境や髪の毛を整えるための製品です。
一方、発毛促進剤は頭皮環境を活性化させるための製品です。
育毛のために頭皮をケアする点では同じですが、発毛促進剤のほうが、頭皮環境への働きかけは積極的です。
その証拠に、すべての育毛剤は化粧品か医薬部外品の位置づけになっています。
発毛促進剤の位置づけは、医薬部外品の場合もあれば第三類医薬品として販売している製品もあり、メーカーによってさまざまです。
化粧品は体を清潔にすること、医薬部外品は症状の予防が目的です。
化粧品や医薬部外品である育毛剤、発毛促進剤には、薄毛による生え際のM字を治す効果はありません。
これらの点を踏まえると、発毛促進剤や育毛剤は薄毛によるM字が進行する前の、早い段階で使用するのが望ましいでしょう。
薄毛が進行している毛母細胞は、ボロボロの状態です。
症状が進みすぎると、毛根が死滅してしまい、セルフケアは難しくなってしまいます。
M字の生え際はAGAの代表的な症状です。
発毛促進剤は、健康的な髪の毛を育てるために必要なサポートをしてくれます。
発毛促進剤&育毛剤を使用…こんな方に効果あり!
育毛剤がおすすめなのは、まだ薄毛ではないものの薄毛の家族がいる人、まだ薄毛の症状が軽くM字の生え際が少し気になる程度の人などです。
育毛剤は、頭皮環境を高めてかゆみやフケの原因を取り除くのに効果的です。
AGAによる薄毛は遺伝的要因が大きいため、現在薄毛になっていない人も、予防のために育毛剤を使っておくと良いでしょう。
メーカーにもよりますが、育毛剤に配合されている一般的な成分には、センブリエキス、イチョウ葉エキス、ノコギリヤシなどがあります。
抗菌や抗炎症作用のある成分が多く、清潔な頭皮環境の維持に役立ちます。
発毛促進剤も、薄毛の症状が軽い人におすすめです。
発毛促進剤に配合されている一般的な成分には、冬虫夏草、レイシエキス、セファランチンなどがあります。
毛母細胞を刺激して頭皮環境を高めたり、抜け毛を予防したりする有効成分が多いです。
毛髪・育毛ケアは、どれだけ早い段階からケアできているかがポイントです。
これは、使うアイテムが育毛剤でも発毛促進剤でも、医薬品でも変わりません。
毛根が生きているかどうかは、産毛の有無でわかります。
もし、自分での判断が難しい場合は、育毛サロンでカウンセリングを受けると安心です。
M字薄毛に発毛促進剤&育毛剤を使う!注意点とは
発毛促進剤や育毛剤を使用する上での注意点は、3つあります。
1つ目は、一度に多くの製品を使用しない点です。
生え際のM字を早く解消したいからと、いろいろな製品を同時使用するのは、効果的ではありません。
さまざまな成分が混ざり合って、どの製品が効果的なのか判断ができなくなります。
また、1回に使う量を多くするのもおすすめできません。
効果的に育毛ケアができるよう、それぞれの製品は1回の使用量が決まっています。
大量に使ったからといって、劇的に育毛効果が向上することはありませんので気を付けましょう。
2つ目は、副作用についてです。
化粧品や医薬部外品は、医薬品よりも効果が優しい反面、副作用も出にくいものです。
ただ、頭皮の状態は個人差があります。
乾燥肌や敏感肌に傾いている人は、肌に優しい製品でもかぶれてしまう場合があります。
発毛促進剤や育毛剤を使用する前は、二の腕の裏でパッチテストを行いましょう。
3つ目は、海外からの輸入品に関する取り扱いです。
M字に効果的だといわれる発毛促進剤や育毛剤には、日本では取り扱っていない製品もあります。
個人輸入された商品を購入する場合、安全な製品である保証はありません。
輸入品を購入する際は、十分注意しましょう。
生え際の薄毛が気になる!発毛促進剤&育毛剤を試してみるのも方法
発毛促進剤や育毛剤は、生え際のM字が進行する前に使用しましょう。
薄毛によるM字は、放置しておくとどんどん進行していきます。
大切なのは、毛根が死滅する前に何らかの対策を取ること。
本格的なケアを希望する人は、育毛サロンがおすすめです。
プロによるカウンセリング、スコープによる頭皮環境のチェックなどを経て、適切なケアをしてくれるでしょう。
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薄毛のお悩みはプロに相談することが一番の近道です
薄毛、抜け毛の原因は遺伝、日常的なストレス、生活習慣など個人差があります。これらが原因で、頭皮環境が悪化し、毛穴の汚れや血行不良を引き起こし、薄毛に繋がってしまいます。
そのため、自分に合っていないケアをしていても改善はしません。
大切なのは抜け毛の原因を調べ、その原因にあった正しいアプローチをすること。
この記事の監修 株式会社バイオテック