シャンプーの使い方次第で抜け毛の原因に!正しい使い方とコツ
公開日: 2018年12月27日更新日: 2018年12月27日
日頃シャンプーの使い方は意識していますか。
どんなシャンプーを選ぶかはこだわるけれど、使い方にはあまり気を配っていなかったという人もいることでしょう。
シャンプーの成分に注意することは大事なことですが、同じシャンプーを使っても、どのような洗い方をするかによって、髪や頭皮にかかる負担が大きく変わってきます。
もしかしたら、間違った洗い方が抜け毛の原因になっているかもしれません。
この記事では、正しいシャンプーの使い方について解説します。
目次
本当に理解している?抜け毛を増やさない正しいシャンプーの使い方
最初に、どれくらいの人が正しいシャンプー方法を理解しているのか、アンケートを取って確認してみました。
【質問】
抜け毛を増やさないためのシャンプーの正しい使い方をきちんと理解していますか?
【回答結果】
なんとなく理解している : 53
よくわかっていない : 32
理解している : 15
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年11月01日~2018年11月08日
有効回答数:100サンプル
理解している人が全体の3分の2
今回のアンケートでは、「理解している」「なんとなく理解している」と回答した人が全体の3分の2を占めました。
・シャンプー前にブラッシングでホコリや髪の毛の汚れを事前にとります。そしてぬるま湯でしっかりと洗ってから(予洗い)、泡立てたシャンプーを髪の毛にのせていきます。頭皮には爪などを立てず、指の腹などでマッサージしながら洗います。すすぎはしっかりと行います。これらの情報は美容院で聞いたり、雑誌で読んだりしました。(40代/専業主婦(主夫)/女性)
・美容院の方から教えていただきました。基本的にシャンプーとは頭皮環境を改善するために行うものであり、頭皮をあらうことを意識しないといけないとのことでした。(30代/正社員/男性)
・シャンプーのすすぎ残しが髪によくないというのは聞いたことがあります。(30代/専業主婦(主夫)/女性)
理解している、なんとなく理解していると回答した人のコメントを見ると、理解の度合いに差があることがうかがえます。
実際に美容師などから教えてもらった人は洗髪の流れを細かく書き、注意するポイントを挙げているのが特徴です。
それに対して、シャンプーを残さないようにしっかり洗い流す、爪を立てないようにして洗うということだけで理解していると回答しているものも多数見られました。
一方、よくわかっていないと回答した人のコメントは以下の通りです。
・抜け毛を気にした事が無かったので、特に意識していなかった。(30代/パート・アルバイト/女性)
・普通に洗っているだけだが、シャンプーのときに1番抜け毛があるから、洗い方をよくわかっていないためだと思う。(30代/専業主婦(主夫)/女性)
・シャンプーは髪の汚れを落とすためのものであり、抜け毛などに関係していると考えなかった。(30代/無職/男性)
よくわかっていないと回答した人のコメントからは「抜け毛を増やさないための」という点に注目していることがうかがえます。
シャンプーで抜け毛を増やさないことができるということを考えたこともなかったという回答が目立ちます。
また、抜け毛を気にしていないから、抜け毛を増やさないシャンプー方法にも関心がなかったという答えも多く見られました。
今回のアンケート結果から、普段どの程度抜け毛を気にしているかによって、シャンプー方法に対する考え方も異なる様子がうかがえました。
抜け毛が気になる人は、抜け毛を増やさないシャンプー方法にも関心が高いと言えそうです。
では、正しいシャンプー方法を知る前に、抜け毛を増やしてしまう間違ったシャンプー方法について見ていきましょう。
抜け毛の原因になる!間違ったシャンプーの使い方とは?
抜け毛を増やしてしまうシャンプー方法をしている人は案外多いかもしれません。
たとえば、皮脂が過剰分泌し、頭皮がべたついているときは洗浄力の強いシャンプーで頭皮をゴシゴシと入念に洗いがちです。
なかには、毛穴に詰まった汚れを取り除くために、ブラシでこするような洗い方をしています。
しかし、洗浄力の強いシャンプーで皮脂を根こそぎ取り除いたり、ブラシでこすり洗いをしたりすることは逆効果です。
頭皮を守るために皮脂をさらに分泌させたり、乾燥することによってフケを大量に発生させたりする原因になります。
1日に何度も洗う場合も同じです。
皮脂の分泌を増やす原因を作ってしまいます。
また、じっくり時間をかけて頭皮をマッサージしながら洗うというのも間違った洗い方です。
シャンプーを付けたあとに5分以上放置したり、長時間かけて洗い続けたりすると、頭皮がふやけて傷つきやすくなります。
かゆみがあるときにしがちなのが、爪を立ててひっかくような洗い方です。
爪を立てると、皮脂だけでなく頭皮の表面にある角質まではがしてしまいます。
シャンプーを多めに使ったり、泡立てずに直接髪に付けたりする洗い方も間違っています。
頭皮に傷をつけたり、刺激を与えすぎたりするのは全般的によくない洗い方です。
成分にも要注意!添加物は危険って本当?
シャンプーには、含まれる成分によって、洗浄力や保湿力に大きな差があります。
シャンプーに含まれる成分のうち、抜け毛を増やす心配があると一般的にいわれているのは、界面活性剤という物質です。
界面活性剤とは親水性と親油性を併せ持ち、本来は混ざり合わないもの同士を結び付ける作用をする物質の総称なので、たくさんの種類があります。
汚れを吸着する力が大きいので、シャンプーでは洗浄剤として配合されています。
天然の油脂から作られている刺激の少ないもの界面活性剤もありますが、化学合成された高級アルコール系界面活性剤と呼ばれるものが配合されているのが一般的です。
パッケージの成分欄にはラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸塩という名前で書かれています。
特に、ラウレス硫酸Naとラウレス硫酸アンモニウムは洗浄力も脱脂力も強力です。
分子も小さいので毛穴の奥まで浸透してしまいます。
石油から作られている界面活性剤も頭皮への刺激が強いので注意が必要です。
名前のなかに「アルキル」や「スルホン酸」という文字を含んでいるのが石油系界面活性剤の特徴です。
洗濯洗剤に使われるのが一般的ですが、もしも石油系の界面活性剤が使われているシャンプーがあったら使用は避けましょう。
タンパク質を変性させる作用があるので地肌に残ると危険です。
シャンプーを使う時の注意点!正しい使い方やコツは?
抜け毛の原因を作らないようにするためには、どんなシャンプーを選ぶか以上にどんな洗い方をするかが重要です。
シャンプー前の下準備として、軽くブラッシングをします。
前もって頭皮や髪に付いた汚れを浮かしておくためです。
ただし、頭皮を傷つけないように優しくブラシをかけます。
最初はシャンプー剤を付けず、頭全体にかけるのはお湯だけです。
少しぬるめのお湯で髪や頭皮に付いたホコリや皮脂を8割程度落としてしまいます。
シャンプーはたっぷり使えばよいというものではありません。
手でしっかり泡立ててから使うので、適量を守って使いましょう。
短髪ならポンプワンプッシュ、女性のセミロングでもポンプを2回プッシュするくらいの量で十分です。
シャンプーは手に取ったら、お湯を少し加えて両手でしっかり泡立てます。
泡立ちが悪いときは少しシャンプー剤を足してからさらに泡立てましょう。
シャンプーは髪ではなく頭皮をマッサージする感覚で洗います。
すすぎ残しが無いようにしっかりすすいだら、なるべく早くしっかり乾かします。
ドライヤーは髪を傷めると思いがちですが、タオルドライをしたあと、1カ所に熱を当て続けないように使えば大丈夫です。
蒸発するときに頭皮や髪の水分を奪ってしまうので、自然乾燥は避けましょう。
正しいシャンプー選びと洗い方で抜け毛を防ごう
髪や頭皮の清潔を保つために行っているシャンプーが、逆に抜け毛の原因になってしまうことがあります。
シャンプーの成分は製品ごとに差があるので、何が使われているかをよく確認し、安心できるものを選んで使いましょう。
皮脂を適度に残しながら洗える刺激の少ないシャンプーを選び、手でよく泡立てたあと、頭皮を優しくマッサージするように洗うのがコツです。
シャンプーの選び方や洗い方を工夫するだけでも、頭皮環境を変えられます。
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薄毛のお悩みはプロに相談することが一番の近道です
薄毛、抜け毛の原因は遺伝、日常的なストレス、生活習慣など個人差があります。これらが原因で、頭皮環境が悪化し、毛穴の汚れや血行不良を引き起こし、薄毛に繋がってしまいます。
そのため、自分に合っていないケアをしていても改善はしません。
大切なのは抜け毛の原因を調べ、その原因にあった正しいアプローチをすること。
この記事の監修 株式会社バイオテック